この記事を読んでいるあなたは、
- 倍率が低い企業は避けるべきか知りたい。
- 倍率が低い隠れ優良企業の特徴が知りたい。
- 倍率が低いブラック企業の特徴が知りたい。
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに倍率が低い企業の中にある隠れ優良企業とブラック企業の特徴についてお伝えしていきます。
倍率が低い企業は避けるべき?
就活でいう倍率というのは「内定倍率」のことを指しています。
この内定倍率が低い企業の中には、隠れた優良企業もあればブラック企業も存在するため、一概に言うことはできません。
ただ、隠れ優良企業にもブラック企業にも、それぞれ特徴があるため、避けるべきかどうかをある程度見分けることが可能です。
内定倍率とは?
内定倍率というのは、新卒採用の募集に応募した人数を、内定者数で割って出した数字です。
簡単にいうと内定を獲得するにあたっての「競争率」のことで、内定倍率を出すための計算式は「新卒採用の募集に応募した人数」÷「内定者数」となっています。
この内定倍率が高ければ高いほど、内定獲得の競争が激しいということになり、逆に倍率が低ければ、競争相手が少ないということになります。
内定倍率が低い企業の特徴
内定倍率が低い企業には下記のような特徴があります。
・大量採用を行っている
・知名度が低い
・専門的なサービスや特殊製品を扱っている
内定倍率が低い企業は「悪い企業」と思っている方も中にはいるようですが、隠れた優良企業も多く存在します。
計算式からも分かるように、内定倍率は企業の良し悪しを判断するための数字ではないため「内定倍率が低い=ブラック企業」という間違った判断をしないようにしましょう。
倍率が低い隠れ優良企業の特徴
倍率が低い企業の中にも、隠れた優良企業が存在します。
隠れ優良企業にはどういった特徴があるのかを見ていきましょう。
離職率が低い
働きやすい環境が整っているため、離職率が低い(定着率が高い)という特徴があります。
企業中で仕事をする上で重要な人間関係も良好で、パワハラやモラハラといった抑圧がない企業が多くあります。
年収が全国平均より高い
収入が安定しているのも隠れ優良企業の特徴です。
年収が全国的な平均より高い企業が多く、給与内訳も明瞭です。
年間休日が多く有休取得率が高い
週休2日に加えて祝日も休みなど年間休日が多く、有休をしっかりと取得することができる環境があるのも特徴です。
残業が少ない
残業(長時間労働)が少ないという特徴があります。
また、サービス残業を強いられるような環境もありません。
倍率が低いブラック企業の特徴
倍率が低い企業の中には、ブラック企業も存在します。
ブラック企業にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
年中募集していてすぐに内定が出る
離職率が高く、人が定着しません。
そのため1年中社員募集を行っている企業が多く、厳しい選考がないため、すぐに内定が出るという特徴があります。
事業内容が不明瞭
事業内容が不明瞭で、何を行っている企業なのかがよく分からないという特徴があります。
大きく抽象的な表現や、事業内容が想像できないサービス名などを多用した企業紹介になっており、仕事内容についても肝心な部分がはっきりとしない表現が使われています。
給与が平均より高い
一般的な平均的給与と比較して、明らかに高額な給与が設定されているのも特徴です。
また、紹介されているモデル年収やモデル月収が高額といった特徴もあります。
悪い評判・口コミが多い
WEBで評判や口コミを検索すると、実情に対する悪い評判や悪い口コミが目立って多いのも特徴です。
結果・実力重視をアピールしている
「結果を出してスピード昇進」「実力主義なので若くても重要なポストに抜擢」といった結果や実力を重視していることをアピールしているのも特徴です。
倍率が低い企業の中にある隠れ優良企業が狙い目
「倍率が低い企業」=「人気がない企業・ブラック企業」ということではないため、倍率が低い企業だからといって敬遠する必要はありません。
むしろ、倍率が低い企業の中にある隠れ優良企業は狙い目といえます。
ただし、中にはブラック企業も存在しているため、判別するための特徴はしっかりと押さえておきましょう。
給与、仕事環境、年間休日など総合的に平均値を上回る優良企業を探している方は、この記事を参考に、倍率の低い企業の中から隠れ優良企業を探してみてください。