就職活動の期間、いつも晴れているとは限りません。会社訪問や面接の時、突然雨に降られることもあります。
いざという時のため、就活ではどのような傘を選んだら良いのかや、傘を使う際のマナーついて確認しておきましょう。
1.就活での傘の選び方
傘と言っても、色やデザイン、形状、大きさなどさまざまな種類がありますが、就活にふさわしい傘というのは、どのような傘なのでしょうか。
基本は折り畳みの傘を選ぼう
就活における印象アップに一番大切なのは身だしなみです。
家を出る前にしっかりとチェックしていても、会社訪問や面接に向かう途中に雨に降られてずぶ濡れになっては台無しですよね。
事前に天気予報をチェックしていて晴れの予報でも、急に雨が降ることも考えられます。
就活では、常にカバンの中に折り畳みの傘を用意しておくようにしましょう。
雨が強い時には長傘でも構わない
出かける前から雨が降っている時や、天気予報で降水確率が非常に高い時には、長い傘を持って出かけましょう。
折り畳み傘は、広げても比較的小さいため、肩やカバンなどが濡れる可能性があります。
カバンの中のエントリーシートや応募書類を濡れてしまっては大変です。
色やデザインは?
就活中はリクルートスーツに合わせて、男性は黒や紺など、女性はブルーやクリーム色など落ち着いたカラーの傘を選ぶようにします。
柄も無地のものか小さくて目立たないドットなど控えめなものを選びましょう。
ビニール傘は、急に雨が降ってきて慌てて買ったように思われ、準備不足と見られる可能性があります。
就活の準備ではスーツと一緒に傘も用意するようにします。
2.就活で傘を使用する際のビジネスマナー
雨の日に、会社訪問や面接試験などで応募企業を訪問する際には、傘の取り扱いについても気を配ることが大切です。
傘の置き方や預け方
雨で濡れた傘は、玄関先でしっかりと水滴を落としましょう。
そのまま建物の中に持って入って、床を濡らさないようにするのがマナーです。水滴を落とす際には、あまり周囲に飛び散らないように配慮することも大切です。
建物に入ったら玄関で、傘立てや傘を入れるビニール袋が用意されていないか確認しましょう。
就活生を多く受け入れている企業では用意されているはずですが、もし見つけられない場合は、担当の社員の方に傘をどこに置いたらよいのか尋ねましょう。
預けられない時の対応
企業説明会など多数の就活生が訪問する時には、傘立てが間に合わないことを予想して用意されていないこともあります。
傘立てに預けられない時には、水滴が落ちないようにビニール袋に入れて持ち込みます。
面接の場合には、カバンと一緒に椅子の横に置くようにします。
傘を入れるビニール袋が用意されていない場合も予想されます。
カバンのなかにビニール袋とタオルを用意しておくと、タオルで傘の水滴をふき取ったり、折り畳みの傘であればビニール袋に入れてカバンにしまうこともできます。
3.就活で傘以外に雨の日に注意するポイント
雨の日の就活では、傘以外にも次のポイントにも注意しましょう。
雨の日は早めに自宅を出る
雨の日には、電車やバスが遅れることもあります。
また、最悪の場合にはタクシーも拾えないことも考えられます。
例え理由があったとしても面接の時間に遅刻してしまっては、印象が悪くなることは避けられません。
特に初めて訪問する場所の場合には、すぐにたどり着けないかもしれません。
雨の日には、余裕をもって早めに自宅を出るようにして、近くのカフェなどで時間調整するのがおすすめです。
濡れた時のためにタオルを用意する
大きめの傘を差していても、横風が強い日にはスーツやカバンが濡れることがあります。濡れてしまった時に、拭くためにタオルをカバンの中に用意しておきましょう。
先に解説しましたが、傘を入れるビニール袋が用意されていない時には、タオルを使って水滴を拭くようにします。
併せて濡れたタオルを入れるビニール袋も用意します。
履歴書など書類を濡らさない工夫
カバンの中に入れたエントリーシートや履歴書などの書類が、濡れないようにすることも大切です。書類をクリアファイルに挟むと濡れることだけでなく、折れ曲がったりすることも防いでくれます。
大切な書類は、必ずクリアファイルに挟んでからカバンに入れるようにしましょう。
就活ではスマートに傘を扱ってライバルに差をつけよう
急に雨が降ってきて、傘の用意がなかったら髪型もスーツも台無しになってしまいます。
就活では、いつ雨が降っても大丈夫なようにカバンの中に折り畳みの傘を入れておきましょう。
また、傘の扱いについてもビジネスマナーを意識します。採用担当者や面接官は、意外に細かなことまで見ているものですよ。