就活の中で重要な自己分析。
自己分析と聞いて、
「自分のことは自分が一番知っている。」
「私にマッチする会社ってどんなところだろう」
「そもそも自己分析ってどうすればいいのか分からない」
「私がやりたい仕事ってなんだろう」
など様々な意見があると思います。
聞いたことがあるかもしれませんが、よく就職活動を恋愛に例えることがあります。
企業と自分自身を彼・彼女で考えるということですね。
就職活動では特に、彼(企業)を知ることにベクトルが行き過ぎることが多いです。
しかし就職活動で成功するには「自分」をきちんと知ることが重要で、成功への近道なのです。
今回は、漠然と自分のことを理解している(つもり)な考えを少しでも具体的な方向へ導ければと、
わたし自身の就職活動はもちろん、様々な業種の企業を相手に採用活動のお手伝いを仕事としてきた経験談を踏まえお話していきます。
1、自分を決めつけてしまった私の失敗談
これは、私自身が実際に経験した就職活動での失敗談です。
結論から言うと「自己分析をおろそかにした結果」です。
私は学生時代、インテリア・建築に興味を持ち、興味を持った学部・学科へ進学し学びました。
就職活動が始まり、私の周りはハウスメーカー・ゼネコン・建築事務所・インテリア関係と…まさに学んだこと活かす道へ…。
私ももちろん皆と同じ業界・職種を受験していましたが、説明会で話を聞いていてもなぜかウキウキしない。
でも私は、好きでこの学部を選び大学生活4年間学んできたのだから、この知識や経験は活かさないでどこで活かすのか…と自分に言い聞かせていました。
無事内定。
ホッと一安心と思いきや、私は内定をもらっても「本当にここでいいのか」という思いでもやもやしていました。
最初は、勤務地の部分で不安がそうもやもやさせているのかなと思い、気分転換もかねてまったく異業種の地元企業の話を聞きに行ってみることにしてみました。
まったく期待はしていなかったのですが、この異業種の説明内容を聞いてとても面白そう!と感じたのです。
結果的にこれが私を気づかせてくれた大きなきっかけとなりました。
その後、どうしてその企業を面白そう!と思ったのか自分自身を具体的に振り返り、気づいた大きなことは…
「私は、入り口は建築に興味を持ったということだが、この4年間飽きなく学び続けられたのは、建物を建てる・デザインすることではなくコンセプトを考える楽しさを知ったからだ」という一つの答えです。
これをきっかけに、具体的にモノカタチを作り上げる職種から、「考える」を一番できる職種・業界・企業を探し、無事就職をしました。
この私の話は少し極端に感じるかもしれないですが、自分のやりたいことや興味のあることというのは、「きっかけ」「その後続けられた理由」など具体的に自分のことを見つめなおして初めて「自分を知る」に繋がるのです。
2、具体的に自己分析とは?
さて、私の失敗談で少し「自分を知る」ことの重要性を感じていただけたでしょうか。
それでは私と同じ失敗をしましょう…!とは言いません。
就職活動の第一歩は「自己分析」!そこから皆さんは始め、後悔のない就職活動を送ってください。
大きく自己分析には3つ方法があります。
- 1.自分史
- 2.他己分析
- 3.自己分析ツール
それぞれ見ていきましょう。
1、自分史
「自分史」は、自分の幼少期から今までの歴史を振り返るやり方ですね。
何も今まで何もやってきていないという方もいるかもしれないですが、勉強・部活・習い事・アルバイト・遊びなんでもいいので、熱中したことや興味を持ったこと書き出してみてください。
その出来事たちを結んでいくと、あなたが感じたことや考えが見えてくるきっかけになるでしょう。
2、他己分析
次に「他己分析」
これは字のごとく、他の人に自分を見てもらうことです。
身近な友人はもちろん、家族や先生などもいいと思います。
特に年齢が違う人の意見は自分には見えない部分に気づかされることもありますのでお勧めです。
3、自己分析ツール
最後に「自己分析ツール」です。
適性診断・適性テスト、聞いたことありますか?
面接をする際に企業が捕捉で利用するために試験に適性テストを入れているところも多いですね。
そういったツールを利用するのも客観的で気づかされることがあります。
私も自分では気づかなかったのですが、「事務職」のポイントが高い結果を見て、そういえばルーティン作業や事務的作業は苦ではないなと気づかされましたね。
3、私のおすすめの本
さて、3つの自己分析ツールをお伝えしましたが、私が自己分析の際に使ったおすすめの本を紹介します。
どんな本かというと、「受かる! 自己分析シート」という本です。
こちらは自己分析・他己分析・企業研究の3つの構成からなりたっており、私がおすすめする一番の理由は自分の強みやエピソードが徹底的に洗い出す形になっているところです。
なかなか気づけなかったことも丁寧にエピソードを洗い出していくうちに見えてくることがあると思います。
本屋に行けば沢山の自己分析関連の書籍が置いてありますので是非自分のやりやすいものを探してみて下さい。
4、自己分析まとめ
今回は、自分の失敗談を踏まえ、自己分析のやり方についてお伝えしました。
この話を聞いて自分のことを決めつけすぎず、具体的根拠を洗い出してみてください。
自分を知るということは、自分にとっても企業にとってもとても大切で重要なことです。
これからたくさんの企業と出会い、感じることがあると思います。
そのひとつひとつ「どうしてそう感じたのか」を振り返り、あなたらしい就職活動ができることを応援しています。