- web面接でカンペ利用はできるの?
- web面接でカンペを使うと落ちる?
- web面接のカンペはどの位置に置けばバレない?
- web面接でカンペがバレたらどうしよう
就活生なら一度は上記のように考えたことがあるのではないでしょうか。
カンペとは「カンニングペーパー(cunning paper)」の略称で、カメラに映らない位置に、面接の流れなどを書いたものです。
「カンニング」というと否定的なイメージを抱く人もいるかもしれませんが、web面接でカンペを利用することは可能です。
ただし注意すべきポイントを知り、コツをつかまなければ、カンペの存在がバレてしまう恐れもあります。
web面接でカンペを使いたい就活生向けに、カンペ活用の方法を解説します。
web面接でカンペ利用はアリな理由
web面接でカンペを利用するのはOKです。
以下からカンペを利用した場合のメリットを踏まえ、理由を解説します。
注意事項をチェックできる
web面接でカンペを使うと、面接の注意事項をチェックできます。
面接のときは、最低限の注意事項を守る必要があります。
・面接官の目を見る
・相手の話にうなずく
・うつむかない
・髪や襟を触らない
・姿勢を良くする
上記は必ず守るべき注意事項です。
ただ緊張していると、どうしても頭から注意事項が抜けて、つい不審な動作をしてしまう可能性があります。
そこでカンペに注意すべき内容をメモして、目に入るようにしておくのです。
スムーズな進行を助ける
カンペを見ることで、面接をスムーズに進行させられます。
就活生の中には、初めてのweb面接に戸惑い、流れがわからない人も多いはずです。
電波状況のチェック、ZoomやSkypeでの入室など、全体の流れもカンペにメモしておくと落ち着いて取り組めます。
さらに企業側への質問も、聞きたい内容について会社ごとにメモを取ることで、堂々と話せるようにしましょう。
web面接でカンペはOK!朗報とはいえNGな使い方も
慣れないweb面接に臨む就活生にとって、カンペがOKなのはありがたいことですね。
ただしカンペの存在を相手に気付かれないよう、工夫する必要があります。
以下からNGなカンペの使い方を解説するため、念頭に置いてみてください。
カンペ通りの言葉を棒読み
カンペに想定している受け答えを記載し、すべてカンペ通りに棒読みすることはNGです。
不安なあまり、カンペに質問や回答の例を書き込みすぎてしまう人は多いかもしれません。
しかしカンペに書かれたことをそのまま読めば棒読みになりやすく、カンペがあることが相手にバレてしまいます。
カンペ通りの言葉を棒読みすることは、不誠実さとコミュニケーション力不足の証になるのです。
目線が泳ぐ
一生懸命にカンペを見ようとして、目線が泳いでしまうのもNGです。
質問に答えるときは、必ず相手としっかり目を合わせる必要があります。
しかしカンペに意識が向くことで、目線が泳ぎやすいため、カンペの存在にバレる可能性が高いのです。
会話が成立しない
カンペ通りに答えようとして、会話が成立しないことはNGです。
カンペに書かれた質問と回答を守ろうとすると、想定外の質問をされたとき、言葉に詰まってしまうはずです。
言葉のキャッチボールができなければ、不採用の原因になりかねません。
カンペに頼りすぎるのではなく、相手の話を理解し、自分の言葉で答えることが重要なのです。
web面接でカンペを使う際の事前準備方法とコツ
ではweb面接では、カンペをどのように活用すべきなのでしょうか。
以下から、web面接でカンペを使う場合の具体的な事前準備方法と、活用のコツを解説します。
カンペの作り方から設置する位置まで見ていきましょう。
最低限の指示だけメモ
カンペの内容は、細かいやり取りを書くのではなく、最低限の指示だけメモするようにしましょう。
・顎を引き、背筋を伸ばして座る
・言葉ははっきりと話す
・目線は真っ直ぐ
など、意識すべきことだけを優先的にメモしてください。
前もって就活エージェントなどの第三者と面接練習に取り組み、改善すべき点を教えてもらうのがおすすめです。
指摘されたポイントをメモしたものをカンペとして使えば、以前よりも質の高い面接ができ、内定につながります。
カメラ近くか端末の真後ろに設置
まずカンペを置く位置は、必ずカメラの近くにしましょう。
カメラに映り込んでしまうのは論外で、正面を向いたときに真っ直ぐ見据えられるようにすることが重要です。
パソコンやスマホなど、利用端末の画面の真後ろにカンペを設置するのがおすすめ。
さらに以下の注意ポイントをおさえておきましょう。
・文字は目を凝らさなくても、難なく読める大きさで書く
・マジックなどインクが濃いペンで書く
・壁に貼るか、台に乗せて立てかける
文字は遠目からでも読めるように書き、紙は面接中に倒れないように固定してみてください。
流れは練習しておく
カンペがあるからと言って安心せず、ひと通りの流れは練習しておきましょう。
まずカメラとマイクを起動し、自分の映り具合や声の届き方などを確認してみてください。
その上でカンペを使いながら練習してみましょう。
練習の様子を録画して、カンペを見たときの目線が泳いでいないか確認するのがおすすめ。
また就活エージェントや先輩などと一緒に練習するのも効果的な方法です。
web面接でカンペ以外に重要なこと
web面接では、カンペ以外にも重要なことがあります。
最低限守るべきポイントをまとめたため、参考にしてみてください。
清潔感ある身だしなみに気を付ける
自宅からweb面接を受ける場合も、清潔感ある身だしなみを心がけましょう。
スーツの襟は立っていないか、髪の毛が乱れていないかなど、対面形式の面接を受けるときと同じように注意することが大切。
女性はメイク、男性は髭剃りを忘れずに行い、顔が明るく見える位置も確認してみてください。
しっかりコミュニケーションを取る
カンペの有無にかかわらず、面接官としっかりコミュニケーションを取ることは重要です。
質問に対する回答を想定するのは良いことですが、必ず相手の質問に耳を傾け、相づちも打ちながら的確に答えましょう。
カンペはあくまでも、注意事項や全体の流れを意識するときにだけ使うものです。
質問に対する回答は、自分の頭で考えて、コミュニケーションを取ることを忘れないでください。
web面接でカンペは利用可能!ただしコミュニケーション力は磨いておこう
web面接でカンペは利用できますが、あくまで補助的な手段です。
社会人になってからは、不測の事態にカンペなしで対応する必要があることを、常に意識しておいてください。
web面接では主体的にコミュニケーションを取ることで、想定外の質問にも回答できるようになりましょう。