2020年新卒者の内定がどんどんと出てきた昨今、
「まだ就職先が見つからない!」
「頑張っているのに報われない!!」
と思われている学生の皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は採用者側から「こんなポイントで貴方を見ている」「採用の決め手は実はこんな些細な差だった」というお話をします。
是非ご参考になさって下さいね。
1、就活がうまくいかない!?就活の進め方には様々な選択肢
まずは学校のキャリアセンターに情報収集することから始めてみましょう。
もうすでに始めているという方でも、何度も相談に行ってみましょう。
実は企業の採用担当者も同じ様にキャリアセンターを複数回訪ねて、学生さんとの接点を模索しています。
「自分はこんな道に進みたい」「将来はこんな風に活躍したい」「自分の得意な分野はこんなところだ」という自己アピールをすることで、企業との橋渡しをしてくれる可能性があります。
また、複数の企業が合同で説明会を実施したりしています。
実際に採用担当者と直接コンタクトを取ることが出来る絶好のチャンスです。
自分のセールスポイントをまとめたアジェンダをA4用紙1枚にコンパクトに纏めて、複数枚コピーして持参しましょう。
気に入った企業があれば、積極的に配って印象付けをしましょう。
部活の顧問や先輩の紹介も一つの選択肢ですが、あまりそれに頼りすぎないという気持ちが大切かと思います。
スムーズに話が進むかと思うあまり、受け身の姿勢でいると、せっかくの機会を逃すばかりか、紹介してくれた方にもご迷惑となる結果になるとも限りません。
また、先方からはとても好感を持っていただいたものの、自分としては「他企業も訪問してみたい」といった希望がある場合に断りづらい状況が発生しないとは限りません。ご紹介を
頂く場合には慎重に選んだ上でお願いするようにしましょう。
2、採用側の思惑を逆手に。視点を変えるとうまくいく
企業によって新卒の学生さんに求める資質は様々です。
「とにかく元気が良ければいい。
入社後にじっくり育てたい」という会社もあれば、「即戦力となっていただけるようなPCスキルがあった方が良い」や「営業活動において、最低限の社会人としてのマナーを一から身に着けてもらえるように教育するのは大変。
学校や部活、アルバイト経験等を通じて学んできてくれた学生が欲しい」といった場合もあります。
ただ、基本的には以下の内容を網羅している人材であればどちらの企業でも歓迎されます。
- 目標や課題を真面目に受け止め、困難があっても粘り強く取り組み続ける能力。(バイタリティ)
- より高い目標に向けて、自ら進んで成すべきことを考え、先んじて行動出来ること(イニシアチブ)
- 個人や集団の感情や欲求を敏感に感じ、適切に対応できる力(感受性)
上記の内容が具体的に示せる経験談等を予め面接に備えて準備しておくと良いでしょう。
3、素のあなたを面接で見せるとうまくいく
書店に行けば「面接攻略法」の書籍がたくさんありますね。
一問一答形式の模範解答まで揃っていますが、最近はありふれた質問では採用の決め手が見つからないため、敢えて違った角度から貴方自身がどのような人なのか、その人となりを見極めるような面接内容も多くなってきています。
例えば、「原則、用意された履歴書は復唱させない」だったり、「応募の動機は聞かない」が企業も増えている一方で、「あなたが今までに遭遇した一番困った場面はどのような時でしたか?」「その時、あなたは具体的にどうしましたか?」等、一般論を語らせるのではなく、プロセスを語らせる質問が増えてきています。
思考力、判断力、行動力を総合的に見極められる質問になってきたといっても過言ではないでしょう。
4、面接前にやっておくべき3つのポイント
面接を受ける前に、次の3つを必ず実践してみましょう。会社を知ろうとすることで貴方自身が見えてくることにもなります。
1、企業HPや会社説明会で、希望する会社の本質を見よう!
入社すれば、生活のほとんどが会社という組織の中に身を置くことになります。
経営者の考え方や働いている従業員のカルチャーも貴方にとても影響を与えることになります。
貴方に合っているかどうか、それを予め見極めていくことは、不本意な転職抑止の上でも重要となります。
2、人事担当者と話してみよう!
人事担当者は一人でも多くの学生さんとコミュニケーションを図りたいと考えています。
自社の社風に合致した優秀な人材を獲得する事が使命ですから、まずは人事担当者に自分を知ってもらうことが大切になります。
貴方は選ばれる側でもあり、また選ぶ側でもあるのです。
3、諦めないで続けてみよう!
なかなか内定がもらえない状況が続くと、「もう就活はやめてしまいたい」「なぜ自分は選んでもらえないのだろう」と思い、「いっそのこと就活なんて止めてしまえばいい」と考えてしまいがちですね。
でも良く考えてください。
星の数ほどある会社の中で、貴方がコンタクトを取った会社の数は数えられる程度ではありませんか?
内定を頂けなかった企業は単にご縁が無かっただけのこと。
貴方が活躍できる場所は他にあると気持ちを切り替えて、就活を続けてみてください。
社会人生活において、新卒入社式はまさにスタートラインそのもの。
だからこそ、スタートラインに立つ事をあきらめてはいけないのです。
貴方を待っている企業は必ずありますから。
4、就活がうまくいかないあなたへのまとめ
以上、就活うまくいかない場合の対処法をお話ししてきました。
是非参考になさって、素晴らしい社会人生活のスタートラインに立って下さいね。
少し先輩として・・・待っていますよ。