この記事をお読みの方は、
- 就活マウントとは?
- 就活でよくあるマウントを知りたい
- 就活中にマウントに遭遇したらどうする?
- 周りの言動に振り回されず就活したい
上記のように考えているかもしれません。
就活中にマウントを取ってくる人に出会ったら、イライラして気分が悪くなりますよね。
今回は就活生なら一度は経験するであろう、嫌な就活マウントの紹介と、心を乱されないための対処法をご紹介します。
そもそもマウントの意味は?
そもそもマウントとはどういう意味でしょう。
英語で「馬乗りになる」という意味のmountが語源で、人より優位に立っていることをアピールする行為を表す言葉になりました。
つまり「マウントを取る」とは、相手に対して自分がいかに優れているかを強調するという意味合いです。
よくある就活マウントベスト3
ここから、就活生がよく遭遇する「就活マウント」の代表例ベスト3を見ていきましょう。
自分も遭遇したことがあるか、チェックしてみて下さい。
内定マウント
内定マウントは、既に内定をもらっていることをアピールしてくるマウントです。
・大手の○○から内定もらったよ
・3年生なのにまだ1社しか内定ないんだよ
上記のように、大手から内定をもらえたというアピールや、3年生の早い段階で内定があると強調する行為は内定マウントにあたります。
知りたくもない他人の内定情報を聞かされるだけでも不愉快ですし、焦りが増してしまいますよね。
学歴マウント
学歴マウントはセミナーなど、外部の学生と交流する機会があれば経験するかもしれません。
大学名を聞いてもいないのに、「一応、東京大学に通っています」と高い学歴をアピールする人がいますよね。
筆者はかつて説明会に参加した際に、こんな経験をしています。
質疑応答の時間に司会者が、「名前を名乗っていただきたいのですが、大学名は言わなくて大丈夫です」と前置きしました。
にもかかわらず、ある学生が「慶応義塾大学の○○です」と大学名を強調した上で質問したのです。
その人の次に質問することになった学生は、戸惑いながら「大学名は言わなくて良いんですよね?」と周囲に確認していました。
不要な情報を発信するのは社会人であれば、規則に従えていないという理由で注意されるはず。
学歴マウントによってマナー違反を犯す場合もあるので、慎むべき行為ですね。
課外活動マウント
課外活動マウントもよくある就活マウントですね。
会話の途中でいきなり英語を使い、「ごめん、留学してたから」と留学経験をアピールするのは留学マウント。
他にも大会優勝経験を誇示するサークルマウント、社会貢献をしてきた自分は尊敬されるべき人間だと強調するボランティアマウントなどもあります。
学業以外にもたくさんの活動に取り組むのはすばらしいことですが、周囲を見下すようなアピールをされると褒める気もなくなりますね。
なぜマウントを取るのか? ウザい就活生の心理
ではなぜ、相手を見下すような行為であるマウントを取ってしまうのでしょうか?
マウントで周りからウザイと思われている、就活生の心理について見ていきましょう。
実は自信がない
マウントを取る人は、実は自信がないという場合があります。
勉強などで常に優位に立って来たのは、地道に努力したからこそ。
しかし進学校では「デキる」人間であることが当然なので、誰からも褒められてこなかった優等生が多いという事実があります。
激しい競争を勝ち抜いて常に結果を出してきた優等生は、努力を認めてもらうことで自信をつけるため、マウントを取る場合があるのです。
自分を正当化したい
マウントを取る行為は、自分を正当化したいという欲求の表れでもあります。
留学をしたけどあまり充実していなかったと感じた場合は、留学を後悔はしていないと強引にでも感じたくなるもの。
「留学していたから、つい英語が出ちゃった」と自慢する人は、実は留学しても思ったより英語スキルを磨けなかったと悔やんでいる場合があります。
周りから「すごいね」と言ってもらうことで、自分の取り組みは間違いではなかったと感じたいのです。
幸せになりたい
幸せになりたいというのも、マウントを取る人の特徴。
「充実した生活を送って幸せに生きている」、と自分自身に言い聞かせたいという心理があります。
「内定をもらえて嬉しい。本当に幸せ」と感じたいので、周りに羨ましいと思ってもらえるようにマウントを取ってしまうのです。
就活マウントへの正しい対処法
マウントを取る人の気持ちも理解してあげたいけど、就活生にそこまで余裕はないのが現実。
そこで、就活マウントに遭遇した場合の正しい対処法をご紹介します。
努力を認めてあげる
まずは努力を認めてあげましょう。
内定マウントには「おめでとう。すごいね」という言葉で十分です。
調子に乗って次々自慢をしてくるとは思いますが、本人が努力した結果なのは事実ですので、「仕方ないから褒めてあげよう」くらいの気持ちで認めてあげましょう。
「大人な対応」をする
マウントを取る人には、「大人な対応」をしましょう。
相手は誰かれ構わず自慢をして、自分を認めてもらいたい子供のようなもの。
その自慢に乗せられてカッとなってしまうと、自分も同等の人間になってしまいます。
どんなに優等生だとしても、心理的に子供なマウント人間は社会に出てから苦労するはず。
マウントを取られる側は、分別ある大人として、相手を受け流しましょう。
ひどいときは反応だけしておく
受け流したくても受け流せない、あまりにひどいパターンもありますよね。
「そんなことも知らないの? これだから君はダメなんだ」などと言われれば、反論したくなるに決まっています。
そんなときは「ふーん、そうだね」など、適当な反応だけして、さっさとお別れしましょう。
SNSでアピールしてくる場合も同じですが、しつこければスルーしても構いません。
悪質な場合は縁を切ることも選択肢に入れ、「そういう言い方は良くないと思う」と本音を伝えても大丈夫です。
何より重要なのは、本気で受け止めないこと。
相手は実力こそあるのでしょうが、心理は子供に近いので、深刻に受け止めるだけ損をしてしまうでしょう。
なるべくドライな反応だけして、あとは何と言われようと振り回されず、自分のための就活に集中して下さい。
就活マウントは受け止めないことが大切
真面目な就活生をいらだたせる就活マウント。
重要なのは深刻に受け止めないで、相手は無分別な子供だと考えることです。
本気で受け止めると傷ついてしまうし、下手をすれば就活に影響が出ます。
就活マウントに振り回されず、自分を大切にして、将来の幸せを第一に考え行動しましょう。