ブラック企業の見極め方は?見抜くためのチェックポイントを解説!

この記事を読んでいるあなたは、

  • ブラック企業を見極める方法を知りたい
  • ブラック企業の特徴を知りたい
  • ブラック企業には入りたくない

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、長年にわたって調査してきた「ブラック企業」について解説していきます。

語りだすと長くなってしまうのですが、事の発端は私が人事担当をやっていた企業に学生さんからブラック企業疑惑をかけられたことから始まりました。

なぜかその噂はあっという間に広がり、「火のない所には煙は立たない」と言われ、内定辞退が続出したからです。

人事担当としては悔しくもあり悲しくもありました。なぜならサービス残業は一切なし(不払い0)・36協定(残業時間の限度時間の取り交わし)の順守徹底といった労働基準法には一切触れないように徹底的に管理していましたから・・・

  • なぜ、ブラック企業という疑惑をかけられたのか?
  • ブラック企業とは何なのか?

ということを調査し、ブラック企業疑惑を払拭しようと活動した結果をせっかくなので皆さんにもお伝えしたく思います。

ブラック企業とは

ブラック企業

早速本題になりますが、ブラック企業とは具体的にどのような企業をさすのでしょうか?

厚生労働省のホームページにブラック企業に関する説明が載っております。以下はその抜粋です。

「厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。」

厚生労働省でははっきりと定義はしていませんが、36協定(残業時間の限度の取り決め)と賃金不払残業つまりはサービス残業が横行している企業がブラック企業ということになります。

この文章だとあいまいになっていますが、「極端な長時間労働」という点がどうにもひとり歩きしているような気がしています。

さて、そこで次のテーマでこのひとり歩きを始めた「極端な長時間労働」という点についてお伝えしたく思います。

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ブラック企業のイメージ

ブラック企業のイメージ

さて、このブラック企業のイメージがひとり歩きした結果、私が人事担当をやっていた企業がブラック企業扱いされたのでは?と思っております。

実際、確かにメーカーであったため残業は0ではありませんでした。

トラブルがあったり、お客様からの納期短縮があった場合はやはり残業してでも対応していたため、単月では残業が多くなる社員は間違いなくいました。

ですが、決して月80時間以上の残業があったわけでもなかったですし、PCのスイッチonとoffで勤怠管理票の残業時間との確認もしていたので、サービス残業もありませんでした。

それではなぜ、ブラック企業扱いをされたのでしょうか?

これは後々にわかったのですが、某掲示板に私が人事担当をやっていた会社の悪口が書き込まれていました。

書き込みの内容を見たところ事実と少し食い違った・・・俗にいう盛った内容になっており、真実とは異なる内容が記載されていました。

その書き込みの内容というのが「残業多い、毎日てっぺんを回ります」というものでした。確認したところ、会社には毎日12:00まで残業している社員はいませんでした。(ある日だけ12:00を超えたという方はいました)

この内容と世間的にイメージが先行している「残業のある会社はブラック企業」という情報が相まって、ネット掲示板を見た学生さんがブラック企業と呼ばれたのでは?と考えております。

少しでも残業がある会社はブラック企業というイメージがあるからかわかりませんが、合説などにおいても「ある社員の一日スケジュール」がよく公開されていますが、だれも残業していないのですよね。

残業がないことはよいことですが、まったくないとなると少しうさん臭さを覚えます。

どんな企業においても残業はまったくもって0ということはないと思っております。

(本当に残業0の会社がありましたら調べが足りずごめんなさい)

ちなみに私が人事担当をやっていた会社は残業時間の平均時間は14時間ということで、メーカーとしては少ない方であると言われてきました。

メーカーは客先の都合で納期が変更されたりとか開発設計部門があるともっと残業があってもしょうがないと勝手ながら思っております。

もし残業があるとブラック企業というイメージだけでブラック企業と判断しているとすれば、それは就活において良い企業と出会えたとしても見逃してしまう可能性を大いに含んでいると思います。

そこで、3つ目のテーマで真のブラック企業の見極め方についてお伝えしたくもいます。

真のブラック企業の見極め方

ブラック企業の見極め

さて、ここからが大事なところになります。

一番手っ取り早いのは厚生労働省のホームページに労働基準法違反となった企業の一覧が公開されていますので、まずこちらを見るのが見極め方です。

公開されていない企業でも残念なことにブラック企業はまだまだ存在しているようです。

今回のブラック企業とはという調査を進めていく中で、ブラック企業の方と接触することができました。

そのの中でわかってきた傾向をまとめます。

(私の独断と偏見が含まれているとは思いますが)

下記の事項に3つ以上当てはまる企業は真のブラック企業だと思われます。

  • 従業員数の割に採用人数が多い
  • 求人票に書かれている手当の種類がやたら多い
  • 会社説明会がホテルなど職場から離れた場所で開催
  • 採用担当が高圧的
  • 先輩社員となかなか会えない
  • 若くして役職がつくことがウリ
  • 残業についての話題に触れさせない

あとはなんとか大学のOB等を探し出して直接話を聞くのが一番かなと思っております。

また、ブラック企業は「オワハラ」をしかけてくることが多いので気を付けてください。※「オワハラ」については別記事をご覧ください。

就活中の学生さんにおかれましては、受験している企業がもしかしたらブラック企業なのでは?とちょっとでも違和感を感じたのなら冷静になって上記のチェック項目をもとに確認してみてください。

ということで、ブラック企業についてお伝えしてきましたが、私のお願いとしてはイメージ先行でのブラック企業扱いだけはやめてほしいということです。どの企業においても良いところと悪いところがあります。もしかしたら常態的に残業が多く(極端に長時間ではない)、そこが悪いところだとしても労働基準法に違反しておらず、悪いところをカバーするだけの良いところがあればブラック企業ではありません。

引き続きブラック企業の調査を進めていきますので、記事として書けるだけ調査結果がまとまりましたら、また皆さんにお伝えさせていただきます。

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