今回は、就活の中で面接に進むと必ずといっていいほど聞かれる、
「あなたの短所はなんですか?」
この質問の答え方についてお伝えします。
1、なぜ就活では短所を聞かれるの!?
就活の面接では、短所について聞かれることがとても多いです。
こんな時、自分をよく見せようとして思わず嘘をついてしまったり。
短所は、「ないです!」と言ってしまったり。
ですがそれは絶対にやめてください!
なぜなら、短所を聞くことで企業が知りたいのは、、、
- ・あなたが誠実、信頼できるかどうか。
- ・あなたの仕事への適正、向き不向き(また、それを自ら把握しようとしているかどうか)
- ・あなたが課題解決をどのように行うのか(短所をどう補っているのか)
上記の3つだからです。
そのため嘘をついてしまうと、
- ・嘘をつく(短所がない)志望者は信頼できないな。
- ・何が得意で何が苦手な人かわからないな。自己分析が足りないのでは。
- ・課題の明確化、課題解決ができない志望者なのでは。見送ろう。
どうしてもこういった評価になってしまいます。
逆に、正直に自分の短所を伝えることができると、
- ・自分の弱みを正直に言っている。他の質問にも正直に答えそうだな。
- ・自分の弱点を理解できている。自己分析がよくできているな。
- ・PDCA(課題解決の手法)がうまくできているな。仕事でも考えて動けそうな人材だ。
こんな評価を獲得することができます。
さらには、あまりにも何度も嘘をついてしまうと、
- 嘘をあぶり出すために圧迫面接をされる。
- 内定の取り消し
- (入社後にばれたら、、、)クビになるかも。。。
短所に関する質問も、できる限り嘘はつかないようにしましょう。
2、どんな風に答えたらいいいの?
嘘をつかない方がいいことがわかりましたが、
それじゃあ、どんな風に答えたらいいの!?
そんな疑問が浮かぶと思います。
短所に関する質問に答える時のコツは3つです!
- 簡潔に答える。
- 短所が出てしまったエピソードを伝える。
- 短所を補うために何をしているか伝える。
気をつけることはたったこれだけです!
1、簡潔に答える
これは、面接官は毎日何人もの志望者と面接をしており、
簡潔で結論がわかりやすい志望者の方が、すぐに人柄を理解しやすい(話長いと飽きちゃうよね。。。)
ためです。
例えば、
良い例)
- 私の短所は、集中すると周りが見えなくなることです。
- 私の短所は、頑固なところです。
- 私の短所は、飽きっぽいところです。
悪い例)
- 私の短所は、えーと、、なにかに集中している時、勉強している時などですね、そんな一生懸命な時に、周り人、友達などに話しかけられても、気づかなかったり、、えーと、周りが見えづらくなってる感じですかね、
- 自分がこだわったことにたいして、人の意見を聞けなかったり、といっても聞く時もあるんですけど、たまにうまく聞けなかったり素直じゃなかったり、、、ですが自分の意志を強く持つためにこのような性格となっています。
- 私の短所は、いろいろなことに今チャレンジしているのですが、例えばサークルで副代表をしていたり、ゼミでは書記を勤めていたり、挑戦を様々します。ですが、時たま飽きてしまうことがあり、それが短所です。
比較すると明らかですね。
良い例は、短所だと感じていることがなにすぐにわかりますね!
悪い例は、短所だと感じていることはなにかよくわかりません。。。(まとまっていない、自己PRがしつこい。など)
この記事を読んでいるみなさんは悪い例のような答え方をしないよう注意しましょう!
2、短所が出てしまったエピソードを伝える。
これは、面接官があなたの短所を具体的にイメージするために必要です!
例えば、「優柔不断」など。
同じ優柔不断でも、ご飯を選ぶ時に決められない。。。なのか、行きたい会社を決められない。。。
大違いですね。(行きたい会社決められないとか言われても、、、うちに入社する気ないのかなこの人、、、)
そのため、どんな風に短所が出てしまうのか、しっかりと伝えましょう。
例えば、
良い例)
- 優柔不断→友人と食事に行った際に注文に時間がかかることがあります。
- 頑固→大学2年生の時、サークルで後輩から助言をもらった際、聞き入れられなかったことがあります。
- 飽きっぽい→趣味で始めたサイクリングに関して、2ヶ月で飽きてしまいやめてしまったことがあります。
悪い例)
- 優柔不断→いろいろな時に、決められないことがあります。
- 頑固→人の話を聞かない時があります。
- 飽きっぽい→様々なことが続かないです。
これも、比較すると明らかですね!
良い例は、どんな短所なのかイメージが湧きますね!
悪い例は、結局どんな時に長所が出るのかわかりません。(ん?詳しく教えてください。となってしまいますね。。。)
短所が出てしまったエピドードを伝えるのは、
勇気が必要だと思います!
ですが、人間誰しも短所があります!
大事なのは、自分を完璧に見せることではなくて、
- 短所を正直に伝えること。
- 短所を理解していることを伝えること。(自己分析できていること)
です。
3、短所を補うために何をしているか伝える。
最後のコツは、どんな工夫をしているか伝えるということです!
短所を正直に伝えることは大切ですが、それよりも大切なのが
短所を理解した上で、その短所をどういった工夫で乗り越えているか!
これを伝えることが大切です。
ここまで伝えることができれば
面接官は、「この志望者は自分のことを理解しており、かつ課題解決能力も高いな。」
という印象を持ちます。
【問題解決能力の意味とは】就活生が知っておきたい面接でアピールする際のポイント3つ
上記の記事にもある通り、課題解決能力(問題解決能力)は企業側が採用を決める上で重要な要因です。
うまく能力があることを伝えられれば、内定がグッと近づくかと思います。
さて、短所の補い方の例です。
良い例)
- 優柔不断→この短所を補うために、関連書籍(例:https://amzn.to/2roeLk2)を読み「選択が成功を決める」のではなく、「自分の選択を成功にする」ことが大切であると考えました。座右の銘として、「選択を成功にする」を心に置くことで優柔不断にならないよう気をつけています。結果として、重要な事項の決断をスムーズにできるようになりました。
- 頑固→この短所を補うために、人から助言などもらった際は、納得いかなくても必ず一つ実行してみる。ことを意識しています。実際、この工夫によって頑固なイメージが緩和されたようで、周囲からもらえる助言が増えています。
- 飽きっぽい→この短所を補うために、継続しなければならないことと、継続しなくてもよいことを分類し、継続しなければならないことは、頭のすっきりしている朝の時間に実行するなどの工夫をしております。この結果、毎日つけている日記は、すでに3年間継続しております。
悪い例)
- 優柔不断→できるだけすぐ決めるようにしています。
- 頑固→人の話を聞くようにしています。
- 飽きっぽい→続けれられるよう努力しています。
こちらも比較すると明らかです!
良い例では、短所をどう補っているか、工夫が具体的でわかりやすいです。
悪い例では、具体性がなく、とりあえずそう言っているだけという印象ではないでしょうか。
3、短所についてのまとめ
いかがだったでしょうか。
改めて、企業の面接官があなたに短所を聞くことで知りたいことは
- ・あなたが誠実、信頼できるかどうか。
- ・あなたの仕事への適正、向き不向き(また、それを自ら把握しようとしているかどうか)
- ・あなたが課題解決をどのように行うのか(短所をどう補っているのか)
です。
嘘をついたり、短所はないなどの回答は絶対にやめましょう。
正直者はバカを見ませんよ。
それではまた。