今回は、人材業界で内定獲得した自身の体験談についてお伝えします。
人材業界を志望しているけれど、なかなか選考に通らない、何が求められているのかわからないと悩んでいるあなたに必見の記事です。
これからお伝えする3つの事柄をしっかり押さえれば、内定獲得に近づきますよ。
1、各社の特色を見抜け
一つ目に大切なことは“各社の特色を見抜け”です。
ここで大切なキーワードとなるのが「特色」です。
「人材業界なんてみんなどこも人を紹介したり派遣したりしているだけでしょ」といった風に思っていては絶対内定はとれませんし、企業の採用担当者にあなたの話を聞いてもらうことなどできません。
実は自分自身もはじめは人材業界と大枠でしかみておらずなかなか内定が獲得できませんでした。
そんな時、ある人材業界の採用担当の方に次のような指摘をもらいました。
『うちは業界の中では人材業界に位置するけれど、人材業界の中でもうちが持っている特色があるのだよ。
特色をしっかり把握しておかないとうちのこと興味ないのかなと思ってしまうよ。』という指摘をもらいました。
この指摘をもらったその日から選考を受ける企業の特色をしっかり自分の中で落とし込めるように準備して挑むようになり、その結果選考がスムーズに進むようになったのです。
就活生のあなたにとっても特色を見抜く大切さを実感してもらうために例をあげてみます。
あなたと同じ大学に通い志望している企業も同じという学生がいたと仮定します。
その学生はあなたとは全く違う性格で長所も違います。
しかし、企業の採用担当者に『所詮、同じ大学に通っていているのだから同じレベルの学生なのかな』と言われたらあなたは憤りを感じますよね。
「自分には自分の長所があるのだし、成し遂げたことも違うのに一緒にしないでほしい。」
と言いたくなります。
この原理は先に叙述した企業の採用担当者の話と同じ原理です。
人材業界という業界の枠だけで考えて、受ける企業の特色を把握していない就活生に企業は相手をしてくれないのです。
以上のことより、一つ目に大切なことは各社の特色を見抜くことです。
2、能動的に動いたエピソードを伝えろ
二つ目に大切なことは、“能動的に動いたエピソードを伝えろ”です。
ここで大切となるキーワードは「能動的」です。
特に人材業界に位置する会社は、企業の採用成功・ミスマッチの少ない就職の実現などのミッションの実現に向けて奔走しなければなりません。
そのためには人から言われて行動するような受け身型人間ではミッションの実現に障害となり、求める人物像とはかけ離れたものとなってしまうのです。
だからこそ、あなた自身が学生時代能動的に動き、モノや人、出来事をどのように変化させることができたのかを示す具体的なエピソードが必要です。
実際に自分が自己PRや自身の強みを伝える時に使用したエピソードを紹介します。
大学時代はキャリアサポーターという学生団体に1回生から3回生の夏まで所属していました。
はじめは、誰かが仕事を教えてくれる、誰かが自分に学ばせてくれるといったように消極的で受け身型人間でした。
しかし、自分を変えた出来事がありました。大学1回生の冬の時、当時の代表が、「自分から行動しないと自分も周りも変わらないよ」といった言葉を1回生全員に向けて言葉を投げかけました。
その時、自分に向けて言われているように感じ、『自ら一歩踏み出し行動しよう!』と決意し、新入生歓迎会時のプレゼン担当に立候補し、能動的に動く自分に変化しました。
そして、副代表にもなり、メンバーのモチベーションの管理やニーズを丁寧に引き出すなど自ら、メンバーや組織をよりよいものに変えようと奔走するなど、能動的に動くことが習慣として定着しました。
今紹介したエピソードのように変化する前の自分と、変化した後の自分を対比させることで伝わるエピソードに変化していくのです。
以上のことより、二つ目に大切なことは、能動的に動いたエピソードを伝えることです。
3、入社後のキャリアイメージを描け
最後、三つ目に大切なことは、“入社後のキャリアイメージを描け”です。
ここで大切となるキーワードは、キャリアイメージです。
昔は、一つの会社で定年まで勤めあげるのが美しいとされる時代でした。
しかし、現代は違います。
成し遂げたい想いの実現の手段として会社が存在します。
そこでの経験をもとに、どのようなあなたに成長したいのか、どのようなキャリアを描きたいのかを考え、言語化し伝えることが求められています。
その証拠に、実際に内定を獲得した人材業界の企業の社長に聞かれた質問が
「あなたが将来成し遂げたいことは何か・そのためにどのようなキャリアを描きたいのかを自分の言葉で教えてください」
だったのです。
自分自身は、将来成し遂げたいことは、働くを楽しむ人を増やすためのコミュニティスペースを作ることそのために描きたいキャリアは実際に企業・求職者のニーズやリアルを体感するために御社でファーストキャリアを積みたい
と答えました。
キャリアイメージを描くことに正解はありません。
百人いれば百通りのキャリアの描き方が存在するからです。
だからこそ、大きく描き、その一歩としてここで働きたいという想いを論理立てて伝えることができれば、入社後のイメージも描きやすくなるのです。
以上のことより、三つ目に大切なことは、入社後のキャリアイメージを描けです。
4、あなた自身が叶えたい未来のために
今回は、人材業界で内定を獲得した私の体験談を通して、人材業界を志望している就活生のあなたに伝えたい大切な3つのことをお伝えしてきました。
一つ目は、“各社の特色を見抜け”
二つ目は、“能動的に動いたエピソードを伝えろ”
三つ目は、“入社後のキャリアイメージを描け”
でした。
これまで伝えてきた三つの大切なことをしっかり実践に移し、あなたが志望する企業の採用担当者の心をつかんでください。
そして、あなた自身が叶えたい未来の実現に近づくことを願っています。