銀行の離職率が高い理由。実態を解説

この記事をお読みの方は、

  • 銀行は離職率が高いという理由を知りたい
  • 銀行の実態を知りたい
  • 銀行に入りたいが大丈夫なの

上記のように考えているのではないでしょうか。

この記事では、銀行の離職率が高いとされる理由と実態について解説します。

銀行の離職率を調査!

ハンコ

銀行には三菱UFJ銀行や三井住友銀行といったメガバンクの他、地方銀行などさまざまなものがあります。

実際に、金融業界全体の離職率と各銀行の実態を見ていきましょう。

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銀行の3年以内離職率

金融業界全体の離職率は10%ほどのため、そこまで高い数値とは言えません。

しかし若手社員のみの場合3年以内離職率は30%と、比較的高い数値でした。

メガバンクの場合、平均で8%ほどの離職率、地方銀行は離職率を公表していませんがさらに高いと推測されます。

5年目の離職率は? 離職の実態

入社5年目の離職率はさらに増え50%ほど。

新入社員の半数が退職していることになります。

ただし7年目以降になると、定着率が安定しており、退職者が減ることがわかりました。

5年目を乗り越えるかどうかが、離職か定着の分かれ目と言えます。

銀行で離職する人の特徴

銀行で離職する人の多くには、以下のような特徴があります。

・単純作業に向かない

・保守的な規則に疑問がある

・張り詰めた空気に耐えられない

銀行では単純作業を任されることも少なくありません。

刺激のない業務に嫌気がさしてくるというタイプの人は、そもそも銀行の業務に向いていないと感じて離職しがちです。

またクレーム対応、投資信託のノルマ、厳しい上下関係など、どの銀行でも必ず保守的な面があります。

上司が絶対という暗黙の了解で飲み会が必須な現場も多いので、保守的な規則に疑問を感じる人は向かないでしょう。

また事務作業についてもミスが許されないため、神経をとがらせて取り組むうちに精神を病んでしまう場合もあります。

上記に当てはまる人は、単純に待遇の良さや安定志向だけで銀行を選ぶと、後悔する危険性があるのです。

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銀行の離職率が高い理由3つ

理由

ここから銀行の離職率が高い理由で代表的なものを挙げていきます。

実際に銀行で働いた人の口コミも参考に見ていきましょう。

ノルマに追われる

銀行員なら避けて通れないのが、ノルマです。

毎月高額な投資信託の販売ノルマに、銀行員は苦しむことになります。

上司からの圧力もかなりのもので、精神を病む人も少なくありません。

ノルマとどう向き合うか、対応できるメンタルがあるか、対処法を考えられる人でないと確実に追い詰められてしまいます。

銀行員に課せられたノルマこそ、最大の離職理由と言えるでしょう。

残業が多い

近年は働き方改革により、ほとんどの銀行は定時で帰宅できるようです。

「上司から早く帰れと言われる」という声もありました。

しかし一般社員のうちは良いですが、管理職、支店長クラスになるとやはり深夜残業はあるようです。

若手で残業がなくても、休日返上で資格の勉強が必要なため、プライベートの時間はかなり限られていると考えた方が良いでしょう。

部署やノルマの量によって残業時間も異なる点に、注意が必要です。

将来性がない

AIが導入されれば不要になる仕事として、真っ先に名前が挙がるのが銀行員です。

確かにデータ入力、受付業務、金額の計算などはAIの方が効率的にできるでしょう。

大量にクビを切られるかもしれないという不安は、メガバンクの社員でも抱いています。

ネットバンキングも普及しつつあり、銀行そのものの将来性のなさに絶望して退職する人が多いのです。

銀行の離職の実情とは

ブラック

ここからは、銀行の離職の実情をご紹介します。

銀行がブラックとされる背景、将来性、離職後の進路についても見ていきましょう。

銀行はブラックとされる背景

銀行がブラックとされる大きな理由は、保守的な上下関係です。

都心のメガバンクから地方の支店に異動になれば「左遷」扱いとなります。

「勝ち組」と「負け組」にはっきりと区分され、下は上に従わざるを得ない封建体制が残っているのです。

飲み会や休日の交際は当たり前という保守的な空気が根強い限り、銀行がブラックであるという印象が消えることはないでしょう。

銀行に将来性はあるか

将来性のなさを不安に思う銀行員が多いですが、先述した通りネットやコンビニの銀行が進出する中、従来の銀行が窮地にあるのは事実です。

メガバンクでさえ、年々採用者数を減らしています

結果、投資信託の販売に頼らざるを得ず、社員はノルマに苦しむという悪循環に陥っているのです。

銀行に将来性はあると言い難いのが現状でしょう。

離職した人の転職先は?

銀行からの転職先で多いのが、コンサル系です。

それ以外の業種であっても、経理やマネジメント部門に転職する場合がほとんど

本人の希望というよりも、転職先が元銀行員の手腕を発揮してほしい部署に配属している可能性が高いです。

ただ若いうちであれば、エージェントに登録することで金融系だけでなく他業界に行くことも可能

転職エージェントは無料で利用できるのでおすすめです。

銀行の離職率は高いが、正しい実態を把握しよう

ヒント

銀行の離職率が高いのは事実です。

それでも「銀行に就職したい」、「適性があると思う」という方もいるでしょう。

まずは、OB/OG訪問などで行きたい銀行の実態を把握することが大切。

ミスマッチを防ぐためにも、銀行ブランドにとらわれずに判断してください。

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