この記事を読んでいるあなたは、
- スーパーゼネコンへの就職や転職を考えているが、激務と聞いて不安。
- なぜそんなに激務と言われるのか知りたい。
- スーパーゼネコンの仕事内容が知りたい。
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、スーパーゼネコンの仕事内容と、激務といわれる理由についてお伝えしていきます。
スーパーゼネコンの激務は本当?
スーパーゼネコンは激務というイメージを持っている人は少なくありません。
なぜ、スーパーゼネコンの仕事は激務といわれるのでしょうか?
スーパーゼネコンとは?
ゼネコンというのは、ゼネラル・コントラクター(general contractor)を略した言葉で、総合建設業者のことをいいます。
要は、建設工事請負のプロです。
このゼネコンの中でも、年間の売り上げが単独で1兆円以上あるゼネコンのことをスーパーゼネコンといいます。
日本国内では、大林組、清水建設、鹿島建設、竹中工務店、大成建設の5社がスーパーゼネコンといわれている企業です。
激務に感じるかはあなた次第
スーパーゼネコンは建設物が完成するまでに、クライアントだけでなく、多くの関連会社と施工計画や実際の工事のやり取りを行いながら建設現場を管理します。
どのような仕事でもそうですが、管理というのは全体を把握して、全てが滞りなく進むように導かなければなりません。
これには、非常に神経を使いますし、その中で起こるさまざまなトラブルにも対応していかなければなりません。
そして、管理を行う現場の規模が大きければ大きいほど、仕事は難しく忙しくなってきます。
スーパーゼネコンは大規模な建設工事の総合的な管理力が求められる仕事ですので、楽な仕事ではありません。
ただ、この仕事を激務と感じるかどうかは、あなたの考え方次第です。
激務と言われるスーパーゼネコンの仕事内容
スーパーゼネコンは、超高層ビル、美術館、ドーム、競技場、タワーなどさまざまな建設工事を請け負いを行い、クライアントの企画案に基づいて建設計画を立て、建設工事業者の指揮をとって建設完了までを管理します。
このスーパーゼネコンで仕事をする場合、どのような仕事や職種があるのでしょうか。
事務・営業
内勤での事務仕事や、外回りの営業仕事があります。
営業は、クライアントへのヒアリングを行い、案件受注のための戦略を立て、建設費用の見積もりなどを行って成約に結びつけます。
施工管理
施工管理は、工程管理・品質管理・原価管理・安全管理といった、工事全体の管理・統括を行います。
現場には工事の関係会社が何社も入りますので、それぞれの工事のスケジュールが滞りなく進むように全体を把握しておかなければなません。
設計
設計は、クライアントからの要望を基に建築する建物の設計を行います。
外観のデザイン、内装のデザイン、設備、構造などの設計を行って、図面や模型を作成します。
研究・開発
研究開発は、コンクリート構造、資材、工法の研究開発といった、専門性の高い仕事を行います。
仮説と検証を繰り返し行い、他社にはない独自技術を生み出します。
スーパーゼネコンが激務といわれる理由
スーパーゼネコンは、下記の4つの理由から激務といわれています。
厳しい工期(納期)がある
「クライアントからの要望、工事を受注するため、短納期が自社の強み」といった理由から、スーパーゼネコンは厳しい工期(納期)に追われます。
この工期(納期)が守れない場合、次回からの仕事が受注できなくなり、損害遅延金などの違約金まで発生してしまうことから、納期を遅らせることができず、激務化してしまいます。
現場とデスクワークの行き来がある
現場管理に加え、忙しい中でのデスクワークも発生するため、職種や状況によっては激務といわれます。
時間外や休日も仕事になることがある
スーパーゼネコン含む建設業界は、厳しい工期(納期)による時間外労働や休日出勤が多く、工事を間に合わせるためには出勤せざるを得ないという状況から激務といわれます。
転勤が多い
職種によって転勤頻度に違いはありますが、スーパーゼネコンは業種柄、転勤が多いことでも有名です。
スーパーゼネコンが手掛ける建設工事は全国規模(海外含む)のため、ひとつの建設工事が完成すれば、次の建設現場が待っています。
国内の短期出張から数年の海外転勤まで、案件のボリュームによって転勤の期間は異なりますが、スーパーゼネコンは他業種に比べて転勤が多いことから激務といわれます。
スーパーゼネコンは「激務」だが「やりがい」もある
スーパーゼネコンが激務といわれる理由には「短い工期と納期」が大きく関係しています。
世間的には激務と言われているスーパーゼネコンですが、非常に大きな「やりがい」のある業種でもあります。
スーパーゼネコンでの仕事に興味がある方は、この記事を参考に検討してみてください。