就活において、採用の合否を決定づけるのはやはり面接。
慣れてしまえばこんなものか、となりますが、最初のうちは答えに困ったらどうしよ…など様々な不安がありますよね。
初めての面接でも慌てないように、基本的な流れをここで押さえておきましょう!
ステップ1:受付
面接案内のメールや書面に記載がある場合もありますが、会場についたら「面接を受ける学生の皆様はこちらでお待ちください」または「受付でお声がけください」などのガイドがあることが多いです。
基本的には、そちらに従ってチェックインをします。
受付など企業の人と接することになるのであれば、ここでも油断は禁物。
後で採用担当者が、受付での印象などを対応した人に確認する場合もありますので、きちんと目を見て挨拶をし、面接で来たことや自分の名前など必要項目を伝えましょう。
ステップ2:待ち時間
ここでは心を落ち着けて、静かに時を待ちましょう。
周りと比べて、変に不安になったりすることがないよう、自分の頭の中でシミュレーションをするなど自分のことに集中したほうが良いです。
姿勢を正し、直後に履歴書などの提出物がある場合は出しやすい位置にあるかなど、最終のチェックをしましょう。
ステップ3:入室
名前を呼ばれ、案内をされたらいよいよ面接の始まりです。
「失礼いたします」とはっきりとした声で伝え、会場内に進みましょう。基本的には椅子が用意されているので、そこを目指しつつ面接官に近づきます。
着席を促されたら、再び「失礼いたします」など一言添えて着席をします。
ステップ4:自己紹介
例外はありますが、一般的には、まず自己紹介を促されることがほとんどです。
学校、学部、名前から始め、自分の実績、アピールポイントなどを1分以内程度で端的に伝えられるよう日頃から練習しておくと役に立ちます。
受験する企業の業種や、希望する職種などに合わせてアレンジを加えるのはもちろんとても良いことですが、自分の中のテンプレートを一つ持っておくと毎回困らずに済みます。
ステップ5:面接本編
面接官の質問を受けて、自分なりの回答を伝えていく段階に入ります。
まずは面接官の問いかけをきちんと聞き、適切な受け答えをすることが大切です。
人間は、目を合わせることが信頼感を醸成する第一歩と言われています。
緊張しても、照れくさくても、質問を聞いている段階から発言者の眼をきちんと見るようにしましょう。
質問を聞きながら、なんとなく回答の内容を組み立て始めます。
質問者の発言が終わってから、話し始めましょう。
「はい」といった一言で質問と回答の間をつなぐのも、自然な会話の流れとしてOKです。
答えたい内容がすぐに思いついた場合、極力文章を長くしすぎず要点を先に伝えることが必勝法です。
聞いている人にとっても、話している本人も「何の話だったっけ?」とならないよう、質問に対してまず端的に返答することがポイントです。
エピソードや理由などを付け加えたい場合は「なぜなら~」などとつなぎながら、段階をつけて話していくように心がけましょう。
もし、回答がすぐに思い浮かばなさそうなら「すぐに浮かばず恐れ入ります、考え中ですので少々お待ちください」などときちんと伝え、考える時間を設けても問題ありません。
コミュニケーションとして、焦らず堂々と、落ち着いていることが重要です。
回答が思い浮かばなくて面接官の前で焦ってしまう人は本当に多いです。一
言、落ち着いて伝えられるというだけで、他の受験者と差別化が図れる可能性もあります。
ステップ6:質疑応答
ある程度の会話のキャッチボールが済んだら、「最後に質問などはありますか」といったように、こちらからの発信を促されることが多いです。
この時、聞きたいことがなかったとしても、できれば「特にありません」で終わらせず、意気込みだけでも一言伝えたほうが好印象です。
始まりと終わりの印象は特にイメージが残りやすいポイントです。
ここも、自己紹介と同様、ひとつ最後の一言としてのテンプレートを用意しておけば、細かくアレンジしながら汎用的に使っていけるので役に立ちます。
ステップ7:退室
面接の終了を伝えられたら、まずはお礼を述べましょう。
「本日はありがとうございました」などシンプルな一言でよいので、笑顔で目を見て伝えられれば最高です。
俊敏な身のこなしで立ち上がり、ドアを開けたら面接官の方を再度向き直って、お礼とともに「失礼いたします」などとあいさつをします。
通常の動きの範囲で仕方ないことも多々ありますが、極力面接官にお尻を向けすぎないよう心掛けましょう。
ステップ8:帰り道
帰り道が一緒になった他の受験者と会話が始まったりすることも度々ありますが、面接の内容や感想などを大声で話しながら歩くのは避けたほうが無難です。
企業の人から見て、就活生は目につきやすい存在です。
例え、採用に関係がない人だったとしても、どこに目があるかわかりません。
帰り道も、安心から気を抜きすぎることがないようにしましょう。
面接の手引きまとめ
以上、基本的な面接での流れを一連でおさらいしました。
細かい部分で例外は発生すると思いますが、とにかく焦らない!ということが一番大切です。
面接は、確かに特別な場ではありますが、やっていることは普通の会話と同じなのです。
面接ではほとんどの場合、高度な知識を求められているのではありません。
自分の考えや、持っているものをそのまま伝える、という気持ちで臨んでいけると良いですね。